2019年にノオトが手がけたコンテンツ39選
有限会社ノオトはこの1年間でどんなコンテンツを作ったのか、2019年を振り返ってみます。ノオト社員一人ひとりが、印象に残った仕事を3本ずつピックアップ。本人のコメント付きでお届けします。
※以下の掲載は提出順です。
●松尾奈々絵
担当:品川経済新聞、しながわ観光協会、サイボウズ式、東京街人など
▼「株価を上げたいなら、青野社長がTwitterをやめるべきです」──忖度一切なしで株主と議論してみた(サイボウズ式)
サイボウズ株式会社の株主総会で行われた「株主のから騒ぎ」レポート記事です。ダイジェスト動画もあわせて公開し、SNS上でも好意的なコメントが寄せられました。
▼東京街人 かわら版(東京街人)
東京街人に掲載されている記事を再編集し、年4回のかわら版を発行しました。企業インタビューや老舗の店主に伺った「粋指南」、日本橋の文化施設など、幅広い内容でお届けできました。
▼七福神巡り(しながわ観光協会)
2019年は、品川区内の「東海七福神」「荏原七福神」の両方を巡る記事制作からスタートしました。七福神はお正月限定の取り組みのため、なるべく早く原稿をアップできるよう努めました。
●うないいちどう
担当:マイネ王、めちゃマガ、etc.
▼【まんが】桃太郎〜軽減税率バージョン〜 |(事業者が知っておくべき軽減税率のイロハを徹底解説!)
企画・原案・編集を担当。Twitterで十数万回ほどRTされるほどの大拡散コンテンツになりました。クライアントのfreeeさんにめちゃくちゃ喜んでもらえて、まんがを描いてくれた山本アットホームさんからも「誰が描いても面白くなるネタ」と言ってもらえて、読者にも楽しんでもらえて、まさに三方良しでした。そして三方それぞれの良さがデカくなった先に、自分も心底うれしくなる、つまり四方良しがあるんだなと実感できました。編集者人生はまだ4年にも満たない短さですが、ほぼ100点と言える仕事ができたと自負しています。同サイト内のコンテンツの「軽減税率はどこまで適用される? 税理士軍団に『ありえない商品』の税率を聞いてみた」もめちゃくちゃ話題になりました。
▼怪しい貼り紙だらけの“ワンコイン漢方薬局” 目ぢからの強い店主に話を聞いたらめちゃくちゃ楽しかった(みんなのごはん)
編集を担当。15年以上前にバイト先で出会い、今まで交友関係を続けてくれている長濱くんに執筆してもらいました。長濱くんとは昔いっしょに1つのブログを運営していて、十数年後にこうしてライターと編集者の関係性でタッグを組んで1つの記事を作ることができ、ちょっと感慨深いものがありました。掲載元の「みんなのごはん」が今年で更新停止し、Webメディア界隈がざわついたのも記憶に新しい出来事ですね。メディアのいちファンだっただけに切なくなりました。
▼筋トレ民が注目する「マッスルグリル」に食事と減量の話を聞いたら、目からウロコが何枚も落ちてきた(ソレドコ)
執筆を担当。別の担当メディア「めちゃマガ」で、なかやまきんに君さんに取材をした直後に、今回のマッスルグリルさんの取材が決まりました。連続マッチョです。マッチョへの取材をしてみて改めて感じたのは「マッチョはポジティブ」だということ。思考が前向きなので、それに影響されて、10カ月さぼっていた筋トレを再開できました。まだ全然肉体は仕上がっていませんが、素人にしては筋肉に関する知識が身についてきたので、マッチョ関係のお仕事があればぜひご依頼ください。
●神田 匠
担当:品川経済新聞、F.M meviy、単発案件 etc.
▼1/1600 数字が語るボートレーサーたちのドラマ|Let’s BOAT RACE
取材執筆の一部を担当しました。これまでボートレースに関ったことはなかったですが、記事制作に携わってボートレースの面白さに気づくことができました。アスリートインタビューは初めてで、最初は緊張して尻込みしました。結果的にいいコンテンツになってうれしく思います。選手はめちゃかっこよかったです。いかに動的な文章を作るかということを考えながら執筆したので、ライティングスキル向上のいい刺激になりました。
▼スマートファクトリーの先進拠点 さまざまな模擬実証環境を整備した産総研臨海副都心センターの「つながる工場」を見学してきた
取材執筆を担当しました。産総研さんは産業や社会に役立つ技術研究をしている日本最大級の研究機関で、内部にいろいろな設備があってすごく面白かったです。普段は入れない場所に行けるのは、まさに取材の醍醐味ですね。産総研さんが出している技術解説の動画もおすすめです。
▼みん経コラボコンテスト第1回「地元の味」の結果発表!
エッセイ投稿サービス「ShortNote」のエッセイコンテストに携わりました。コンテストのテーマは地元の味ということで、投稿されたエッセイを楽しく読みました(食べ物が好きだから)。出揃った作品はどれも素晴らしかったです。同人誌のデザインを以前から見ていたイラストレーターの中村一般さんにお願いしました。とても雰囲気がよくてお気に入りです。
●鬼頭佳代
担当:Yahoo! newsHACK、クリスクぷらす、しながわ観光協会 etc.
▼名前を変えるのは意外と簡単? 改名の手続き方法を専門家に聞いてみた(クリスクぷらす)
「実は、キラキラネームは改名できる」という情報が本当になのか、具体的にどうすればいいのかを専門家に聞きに行った記事。すごく変わった名前など、飽きかな理由がない限り改名なんて絶対にできないのでは……?と思いきや、意外な方法があると分かり、個人的にも勉強になりました。専門家探しに苦労しましたが、協力していただいた吉越さんは本当に改名へ強い関心を向けられており、本記事がきっかけでTVにもご出演されるなど活動の幅を広げられたそう。その後、改名が話題になる中で、多くの方に長く読んでいただき、影響力を感じた企画でした。
▼少年院から南米へ——元ヤンキー記者「ブラジル番長」吉永拓哉さんに聞くサンパウロ新聞の73年(Yahoo! newsHACK)
第二次世界大戦後、ブラジルに住む日本人移民向けに立ち上げられた「サンパウロ新聞」。この度、70年以上の歴史の幕を閉じることになりました。取材先の吉永さん自身も縁あって南米に飛び込んだあとの人生も壮絶なエピソードばかり。また、事前に勉強をするなかで知った、日本からブラジルへ移民した方々が過ごした、文字どおりアマゾン奥地を切り開くような過酷な生き方には胸が痛みます。遠い土地で「日本語」で情報を伝える意味、そしてその重みを一情報発信者として強く感じた取材になりました。
▼僧侶・松本紹圭さんに聞く|心が整う”ちょうど良い”朝掃除(Lidea)
整った心で日々を過ごしたい……。本当に忙しい日々のなかでそれを叶えるために「朝掃除の習慣づくり」というヒントを僧侶の松本紹圭さんに教えてもらいました。掃除と仏教の共通点、それが生み出す効果を優しく教えていただき、すとんと腑に落ちました。そして、朝掃除は継続できています! 生活を整える上でとても良いので、純粋に他の方にもおすすめしたいです。
●関紋加
担当:Lidea、tayorini etc.
▼理想のおばあちゃんのヒントここにあり? トミヤマユキコさんに聞く、老女漫画の楽しみ方(tayorini)
編集しました。「老女漫画を通して、どんな人にも生きる中で培ってきたその人なりの魅力があるし、それは自分にもあると信じることができるかな、と思います」と話してくれたトミヤマさん。紹介してくださった漫画すべて一気読みしました。よくわらかない自己啓発本ではなくて、老女漫画をたくさん読んで将来に備えようと思います。
▼「何者でもない、あいまいな自分で当たり前」精神科医・星野概念さんと考える“不安”との向き合い方(Dybe!)
書きました。いとうせいこうさんと星野概念さんの共著『ラブという薬』(リトル・モア)大好きな一冊なんです。「はっきりしたものばかり求めると、イライラしてしまう。急ぎでインスタントな答えを出すのではなくて、時間をかけてわかることもあっていい」という星野さんの言葉が、いろんな人に届けばいいなと思っています。
▼「地球に住む私たちってすごい存在なんだ!」と伝えたい 星空解説員・永田美絵さん(マルナゲ)
書きました。「プラネタリウムには、楽しくてうれしい人も、落ち込んで悲しい人も、いろいろな人がいらっしゃると思うんです。私は、どんな方にも笑顔になっていだけるように星を語りたいです」と微笑む姿がピュアで眩しかった美絵ちゃん先生。人気ラジオ『NHK子ども科学電話相談』は冬休みスペシャル期間なので、ぜひ聞いてみてください。
●野阪 拓海
担当:品川経済新聞、クリスクぷらす、一生使える探究のコツ etc
▼ダメなのは「自分」じゃなくて「考え方」――他人が怖かったライターが多様な選択肢を伝える理由(クリスクぷらす)
自分の半生をさらけ出した記事です。スクールカーストに苦しめられ、劣等感を抱えていた学生時代。そこから、いろんな人からの協力のおかげで立ち直り、現在ライターとして「多様な選択肢」を広める理由を書きました。これまではインタビュー記事の執筆・編集が主だったので、長文の(しかも自分の内面を深く掘り下げる)エッセイを書くのに少し抵抗がありました。ただ、編集の鬼頭のサポートもあり、自分の気持ちをより深く鮮明に描くことができ、新しい表現方法にも気づけました。
▼課題は「違和感」と「憧れ」から生まれる――國學院大學・田村学教授に聞く、「探究」の現在と未来(一生使える探究のコツ)
教育改革が進められている昨今、注目を浴びている「探究」。生徒たちが[課題設定→情報収集→整理・分析→まとめ・表現]のプロセスを繰り返すことで、課題を見つけて解決策を見出す力や、新しい価値を生み出す力を養っていく学習法です。そんな探究の第一人者である國學院大學・田村学教授に、探究が必要な理由や学校での課題、教員の役割の変化、サポート教材の価値などを伺いました。すでに探究学習が導入されている高校の教員を中心に、現在も長く読まれている記事の1つです。
▼「自分の感性に従えば、次の仕事に繋がる」 寺社フェス「向源」を仕掛ける僧侶・友光雅臣さん(マルナゲ)
宗教や宗派を超えた体験型ワークショップや音楽ライブなどを行う寺社フェス「向源(こうげん)」。その代表を務める僧侶・友光雅臣さんの取材記事です。実は友光さんに取材するのはこれで2回目。1回目の取材の時には「やりたいことが明確で、自分をさらけ出している人」という印象でした。しかし、今回の取材を受けて、実は「いろいろ悩みながら、さらけ出せない自分と向き合ってきた人」なんだと思いました。同じ人物への取材でも切り口やタイミングによって、まったく違った面が見れる、興味深い取材となりました。
●杉山大祐
担当:adidas Japan SNS、マイネ王、単発案件、etc.
▼最上もが、かく語りき コミュニケーションツールとしてのオンラインゲーム(KAI-YOU)
古くからのゲーム好きである女優・モデルの最上もがさんにインタビューしました。同世代で体験してきたゲームも共通のものが多かったためにインタビューが盛り上がって、予定時間をオーバーしてしまうハプニングもありつつ、楽しい記事にできたと思います。ゲームそのものだけでなく、オンラインゲームにおけるコミュニケーションについても言及できたのが良かったかなと。
▼ランニングトレーニングにこだわる、槙野智章選手に聞いた「PULSEBOOST HD」の印象(ADIDAS RUNNERS BLOG)
サッカー日本代表の槙野智章選手をインタビューしました。テレビのバラエティ番組の出演経験も多く、面白おかしく話をする印象がありますが、それ以上に、アスリートとして「走ること」にどう向き合っているのか真摯に答えていただいた姿が心に残っています。ラントレーニングのノウハウを聞くうち、あらためてランニングがさまざまなスポーツの基礎力になっていることを再確認しました。
▼銭湯激戦区の品川でファンを増やすには? 元エンジニアの銭湯経営者、「金春湯」角屋文隆さんインタビュー(五反田計画)
昨今のサウナブームで注目を浴びる品川の銭湯「金春湯」。店主の角屋文隆さんは、大手メーカーのエンジニアとして勤めていたとのことで、その経験を銭湯にどう生かしているのかをインタビューしました。エンジニアならではの工夫はもちろん、会社員時代と現在とで仕事観がどう変化したのかも注目です。
●伊藤 駿
担当:techtekt、87会議室、ソフトバンクニュース etc.
▼エンジニアにとって理想の「働き方」とは? 働き方改革者・オトバンク久保田代表×パーソルキャリア三口対談(techtekt)
今年はエンジニアさんとの縁が深い1年でした。こちらの記事は、パーソルキャリアさん運営のエンジニア向けメディア『techtekt(テックテクト)』の対談記事。対談の相手として株式会社オトバンクの久保田さんにお声がけしたのは、別メディアのイベントレポートでお名前と取り組みを知ったことがきっかけでした。自分のやったことってつながっていくものですね。執筆・編集担当した記事は他にもたくさんあるのですが、制作に至るまでの背景からこちらをチョイス。エンジニアさんの苦労がにじみ出ている他の記事も良い感じなので、ぜひご覧ください。
▼「50メートル離れた鉄橋が1ミリ揺れるのを撮影します」現場の声から進化するインフラ点検サービス「Smart Image Sensing」(87会議室)
『87会議室』は、パナソニックシステムソリューションズジャパン(PSSJ)さんのビジネス向けITソリューションについて、サービスを開発している「中の人」にお話を聞くインタビューシリーズです。毎回、ライターの井上マサキさんと感心しながらお話を聞いています。ベースがよくできている技術って、当初の用途から離れても問題なく、いくらでも応用が利くんですよね。PSSJさんの「とりあえず一度、技術を詰め込んですごいソリューションを作ってから、それを市場とユーザーに向けて整えていく」というスタンスがとても好きです。ちなみに12月公開の記事は「文字起こし」がテーマ。この作業は一刻も早く自動化してほしい。
▼まずは相手を信じて触れ合うこと。コンドルズ・近藤良平さんに聞く、体を使ったコミュニケーションとは(マイネ王)
自分にとっては大学の先輩にあたる、ダンスカンパニー・コンドルズ主宰のダンサー、近藤良平さんにインタビューしました。「ノンバーバル(非言語)コミュニケーション」と題したワークショップを行っている近藤さんに「からだを使ったコミュニケーションってどういうこと?」と聞きに行った取材です。インタビューでは「コミュニケーションは、相手を信頼して自分を委ねることが大事」という話に。確かに「誰かを信頼して、任せる」のって「自己責任で全部やっちゃう」よりずっと大変だよなぁ……。武道の究極の奥義のような近藤さんの教えは、取材からおよそ1年経った今でもなかなか会得できていません。
●水上歩美
担当:働き人File、EISAI MAG、Dybe! etc.
▼プライドが高い「女から嫌われる女」が、本当の友達を見つけて気づいたこと|高山都(Dybe!)
「この高校の生徒の中で、私が一番可愛い」そう思いながら生きてきた美女は、モデルの世界に飛び込みやがて人間不信に。そんな振り返るのも辛い過去と向き合い、すべてをさらけだして書いてくれた高山都さんのコラムです。打ち合わせ中の高山さんの言葉、上がってくる原稿の力強い文章に毎回圧倒されました。編集者として伴走しながら、とても多くのことを学んだ記事です。
▼父がぽっくりと死に、母は「マダム・バタフライ」として第二の人生を歩み始めた(働き人File)
働き人Fileの全てのエッセイを編集させていただきました。素晴らしい書き手による作品ばかりで選ぶのが難しいですが、特に反響が大きかった&母の強さに心を動かされたことから大木亜希子さんの作品を選ばせていただきました。父の死を境に48歳から働き始め、自分の人生に覚醒した母親。その姿を娘の目線で丁寧に分析して綴られた、家族への愛情と尊敬が凝縮されたエッセイです。
▼イワイガワ・岩井ジョニ男さんと飲み歩く「五反田のはしご酒」(五反田計画)
お笑いコンビ「イワイガワ」の岩井ジョニ男さんと、本当にはしご酒をしながら取材をして書いた記事。下積み時代に通った店や最近お気に入りの店など、ジョニ男さんが選んだ五反田の名店をめぐりました。まるでジョニ男さんと一緒にお酒を飲んでいるような気分になれる読後感。ジョニ男さんの優しさと可愛らしさに、ほっこり癒されちゃいます。
●黒木貴啓
担当:Anyca NEWS、単発案件、etc.
▼いつもバイクで一人キャンプのオタク漫画家 キャンプ好きオーナーの三菱デリカでグループキャンプを楽しんでみた(Anyca NEWS)
個人間カーシェアリングサービスのメリットを訴求しながらも楽しめる記事は何かと考え、理想的な書き手(カエルDXさん)にレポートいただきました。カエルDXさんは、ユーモア・ネーム力・画力ともに最高なオタクなので、世の中にもっと注目してもらえるとうれしいです。Twitterでの反応も好評でほっとしました。一方、自分自身の進行管理やリスクマネジメント能力の不足を痛感したので、改善に向けたメソッドを見つけていきたいです。
▼「4年ほどセオと読んでいた」 SEO専門家・辻正浩さんが“探究”を続けられた理由(一生使える探究のコツ)
ノオトに入社して初のクライアントワーク。辻正浩さんというSEO神の知見をアーカイブ化しながら、高校の探究学習についての学びにもなるという、おもしろさと命題を両立させていくバランス感が大変で、こういうことを日常的にやっているノオトや編プロってすごい……となりました。企画案は宮脇さん、ひどい初稿を見事に編集してくれたのは先輩の野阪さんなので、実質的にお二人の記事です。
▼40歳からの“すべりこみ母親孝行”で「介護も楽しめる気がしてきた」 漫画家・中川学インタビュー(tayorini)
ノオトで初めて企画出しから執筆まで担当した記事です。介護の非当事者が介護に関心をもつという命題に、個人的な趣味の漫画から中川学さんをご提案できました。ただ、取材中にもっとおもしろい価値観や言葉を引き出せたのでは……と、多少の悔いが残っているので、もっと精進していきたいです。
●森夏紀
担当:品川経済新聞、東京街人、ぼくらの履歴書、etc.
▼戸越公園エリアがアツい?注目スポットを散策(しながわ観光協会)
スパイス料理専門店や一箱古本市など、東急池上線・戸越公園駅周辺のユニークなスポットを取材しました。戸越公園駅は、ノオトが運営する品川経済新聞の取材を通して盛り上がりを感じていたエリア。品経を通して地域の動きを把握したタイミングで、それを生かした次の企画ができたのが良かったです。
▼好きなものは路地で見つかる 日本橋・京橋「骨董通り」での生活(東京街人)
日本橋で働く人たちに、このエリアでのお気に入りの過ごし方を聞きました。地域猫がきっかけで自分の店をオープンした方、会社の昼休みに画廊巡りをする方など、それぞれがちょうどいい距離感でエリアと関わる姿が印象的でした。お話を伺った方に次の取材先を紹介してもらったり、時には歓談の場に入れてもらったりと、皆さんの協力をいただきながら自分の足で地道に取材を進めました。
▼「ワカメと髪との関係は?」検索で分からない疑問を、図書館にいる「情報の案内人」に相談した(マイネ王)
入社当初、社内勉強会で「図書館のレファレンスサービス」について紹介したことがきっかけで実現した記事。今の自分ならもっと工夫や配慮を重ねた取材・執筆ができるなと、反省点もあります。図書館のあり方やサービスは、自分が学生時代から興味を持って取り組む分野でもあるので、その面白さを伝えるような仕事の機会を今後も作っていきたいです。
●阿部 綾奈
担当:EduA、五反田バレー、GAZOO、SofyNext etc.
▼育てたい子どものリーダーシップ 重要なのは資質ではなかった(EduA)
子どものリーダーシップ性を育むための親のスタンスについて、コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン(CO)に取材。COを知ったのは、プライベートで行っている草の根運動がきっかけでした。実際にワークショップを受けてみて、これまで知らなかった自分の価値観を確認できたことが衝撃で、もっとこの手法を広められたらと考えていました。老若男女さまざまな立場の人々に有効なCOを教育メディアで取り上げることができ、今年もっともうれしかった記事の一つです。
▼事業者が知っておくべき軽減税率のイロハを徹底解説!(freee)
10月から始まった軽減税率制度のイロハをまとめたfreee株式会社の特設サイト。マネー企画の経験は多少ありましたが、今までにない新たな制度ということで、まずは仕組みを学ぶところからスタートしました。導入前から大きく話題になり、賛否の意見も激しかったので、ニュースの動向を追うのも興味深い作業でした。マネー企画が得意なOGの南澤悠佳さんと一緒に仕事ができたのも楽しかったです。
▼【五反田の社食】美の源は食にあり! POLAの社員食堂に潜入してみた(五反田計画)
今年からの新たな仕事として、五反田バレーのオウンドメディア「五反田計画」は外せません。なかでも執筆を担当したこの記事は、ITでもベンチャー企業でもないという珍しい記事(笑)。化粧品ブランドのPOLAの社食を特別に食べさせていただきました。美容や健康を考えたオリジナルメニューは栄養バランス◎で、もちろん美味。役得な取材でした!
●宮脇 淳
担当:経営、企画、アンカーマン、etc.
▼#ノオト15th(Twitter)
今年も数多くの原稿を編集し、さまざまなメディアに記事を公開しました。私自身は個別の記事を選びづらい立場ですので、コンテンツメーカーを15年続けてきた記録=15周年イベントのハッシュタグにリンクを。その先に参加者の声やまとめ記事などがあります。準備や当日の運営でノオト社員はメッチャ大変でしたよね。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
▼青物横丁に居酒屋「燻製工房」 バーボンを薫製したサワーも(品川経済新聞)
何の変哲もない品川経済新聞のニュースですが、実はこちら、ノオト初の高校1年生記者(夏休みのインターン)が取材・執筆しました。今年7月、突然オフィスに「何でもするので、アルバイトさせてもらえませんか? 将来、編集者になりたいんです」と電話があり、会ってみたのがきっかけでした。人生いろいろありますよね。
▼飲み代はケチらない。スナックも経営する編集者が語る「食と仕事」の関係(CINRA JOB)
2019年はトークイベントや講義、さらにインタビュー取材(受ける方)で各方面からお声がけいただく機会が増えた年でした。CINRAさんのこちらの記事は「作る人と食」がテーマ。五反田の立ち食い寿司「都々井」さんでロケをしました。インタビューイはやじろべえの榎並さんです。日頃からぼんやり考えていたことを整理でき、貴重な機会となりました。
有限会社ノオトの年末年始休暇は、12/28(土)〜1/5(日)です。本年も大変お世話になりました。オリンピクイヤーとなる2020年もどうぞよろしくお願いいたします。みなさま、よいお年を。